ARTISTIC DIRECTOR INTERVIEW Tone OILNUME

ARTISTIC DIRECTOR INTERVIEW

Tone OILNUME

Limited Color Items

熟成したブラウンと深緑
「豊かさ」を味わう限定色

日に日に葉が色づき、街が少しずつ季節を深めていくように。長年愛され続ける「トーンオイルヌメ」シリーズの2022年秋冬の限定色は、「熟成」というテーマから生まれた「ココア」と「カーキグリーン」。2色のエピソードを中心に、アーティスティックディレクター・大野真彰が製品の魅力を語ります。

季節の装いに溶け込む2色
落ち着きとゆとりの時間を

「コロナ禍という環境が目まぐるしく変化した数年を経て、今は新しく選択した生活を振り返る時期なのかもしれません」。そう話す大野が2022年秋冬のテーマに選んだのは、「熟成」。自らが選んだ変化が、ゆっくり、じっくりと生活になじみ、豊かさを帯びていく様を味わってみるそんな時期なのではないかと捉えました。

そう考えた時、頭の中に浮かんだのが「ココア」と「カーキグリーン」の2色。「暖炉の前で、ココアの入ったカップを眺めながら、浮かべたマシュマロが溶けていくのをじっと眺める。そういう落ち着いた時間の中で、今の自分と向き合えたなら」。その情景を具現化させたのが、ほんのりと甘さを含んだブラウンの「ココア」でした。

もう一方の「カーキグリーン」は、寒空の下で春を待つ草木の、静かでありながら強いエネルギーを表現しています。「植物に秘められた生命力が、環境の変化を経て新しい生活の中で生きようとする、今の私たちの心持ちに近いのではないかと思って」。使い手の心にそっと寄り添えるように。そして、季節と優しく響き合うように。そんな願いを込めて、生み出された2色です。

おおらかで、荒削りな美しさ
熟成していく、表情豊かな革

革本来の妙味を存分に味わえる「オイルヌメ革」は、「しっとりと柔らかなヌメ革」をキーワードにつくられた、土屋鞄オリジナルの牛革。植物の渋だけで鞣し、たっぷりとオイルを含ませることで、ふっくらとした優しい手触りの革に仕上げています。

また、革に刻まれた表情豊かなシボも、革の妙味を感じさせる要素の一つ。「シボがあることで、野趣というか、プリミティブというか、荒削りな美しさがある。その反面、柔らかな印象も持ちわせているから、おおらかもあって」と大野。例え傷やシミが付いても、味として受け入れられるような懐の深さが、この革の個性と言えます。また、色とつやが深まり、革としての熟成が増していく豊かなエイジングも、大きな魅力です。

柔らかなデザインと
上品さをたたえた静かな個性

なめらかな曲線や、膨らみを帯びたフォルム。「柔らかなオイルヌメ革の個性を生かした、ゆとりのあるデザインがこのシリーズの魅力」と大野は言います。「四角いフォルムの鞄でも、型紙は丸みを帯びた曲線で構成されています。丸い型紙が最終的に四角くまとめられるから、ふっくらと仕上がるし、革のゆらぎというか、奥行きや陰影も出る。そのゆとりが、革らしい革というオイルヌメ革の良さを引き出しています」

太めのステッチや古美仕上げの金具など、あしらいにクラシカルな要素を加えつつ、ステッチの色使いでモダンなスタイルにもなじみやすい仕上げに。内装には豚革を起毛させたピックスエードを配し、上品さをプラス。主張は強くないけれど静かな個性が、日常にそっと彩りを添えます。

おしゃれをラフに楽しむ
気分を上げる「上質な普段着」

カジュアルなスタイルにも、クールな装いにも合う「トーンオイルヌメ」シリーズ。大野はそれを、「使い手に寄り添うことが、このシリーズの特技」と語ります。「おしゃれをして出かける時には、多少なりとも気負いみたいなものがあると思うんです。でもこのシリーズの持つ柔らかさが、いつも通りの自分のまま、おしゃれを楽しませてくれる。かといってラフ過ぎず、良い素材を使っていて、つくりもしっかりしているから、持つと気分が上がる」。例えるなら「上質な普段着」と続けます。

2022年秋冬には、スマートに携えられる「ワンショルダートート」が新たに生まれました。そのほか財布や手帳から、ポシェット、トート、バックパックまで、多彩なラインアップをそろえています。

ソフトバックパック
カーキグリーン

ボディーポシェット
ココア

デイリートート
カーキグリーン

ワンショルダートート
ココア

季節の装いに溶け込む2色
落ち着きとゆとりの時間を

「コロナ禍という環境が目まぐるしく変化した数年を経て、今は新しく選択した生活を振り返る時期なのかもしれません」。そう話す大野が2022年秋冬のテーマに選んだのは、「熟成」。自らが選んだ変化が、ゆっくり、じっくりと生活になじみ、豊かさを帯びていく様を味わってみる。そんな時期なのではないかと捉えました。

そう考えた時、頭の中に浮かんだのが「ココア」と「カーキグリーン」の2色。「暖炉の前で、ココアの入ったカップを眺めながら、浮かべたマシュマロが溶けていくのをじっと眺める。そういう落ち着いた時間の中で、今の自分と向き合えたなら」。その情景を具現化させたのが、ほんのりと甘さを含んだブラウンの「ココア」でした。

もう一方の「カーキグリーン」は、寒空の下で春を待つ草木の、静かでありながら強いエネルギーを表現しています。「植物に秘められた生命力が、環境の変化を経て新しい生活の中で生きようとする、今の私たちの心持ちに近いのではないかと思って」。使い手の心にそっと寄り添えるように。そして、季節と優しく響き合うように。そんな願いを込めて、生み出された2色です。

おおらかで、荒削りな美しさ
熟成していく、表情豊かな革

革本来の妙味を存分に味わえる「オイルヌメ革」は、「しっとりと柔らかなヌメ革」をキーワードにつくられた、土屋鞄オリジナルの牛革。植物の渋だけで鞣し、たっぷりとオイルを含ませることで、ふっくらとした優しい手触りの革に仕上げています。

また、革に刻まれた表情豊かなシボも、革の妙味を感じさせる要素の一つ。「シボがあることで、野趣というか、プリミティブというか、荒削りな美しさがある。その反面、柔らかな印象も持ちあわせているから、おおらかさもあって」と大野。例え傷やシミが付いても、味として受け入れられるような懐の深さが、この革の個性と言えます。また、色とつやが深まり、革としての熟成が増していく豊かなエイジングも、大きな魅力です。

柔らかなデザインと
上品さをたたえた静かな個性

なめらかな曲線や、膨らみを帯びたフォルム。「柔らかな『オイルヌメ革』の個性を生かした、ゆとりのあるデザインがこのシリーズの魅力」と大野は言います。「四角いフォルムの鞄でも、型紙は丸みを帯びた曲線で構成されています。丸い型紙が最終的に四角くまとめられるから、ふっくらと仕上がるし、革のゆらぎというか、奥行きや陰影も出る。そのゆとりが、革らしい革という『オイルヌメ革』の良さを引き出しています」

太めのステッチや古美仕上げの金具など、あしらいにクラシカルな要素を加えつつ、ステッチの色使いでモダンなスタイルにもなじみやすい仕上げに。内装には豚革を起毛させたピックスエードを配し、上品さをプラス。主張は強くないけれど静かな個性が、日常にそっと彩りを添えます。

おしゃれをラフに楽しむ
気分を上げる「上質な普段着」

カジュアルなスタイルにも、クールな装いにも合う「トーンオイルヌメ」シリーズ。大野はそれを、「使い手に寄り添うことが、このシリーズの特技」と語ります。「おしゃれをして出かける時には、多少なりとも気負いみたいなものがあると思うんです。でもこのシリーズの持つ柔らかさが、いつも通りの自分のまま、おしゃれを楽しませてくれる。かといってラフ過ぎず、良い素材を使っていて、つくりもしっかりしているから、持つと気分が上がる」。例えるなら「上質な普段着」と続けます。

2022年秋冬には、スマートに携えられる「ワンショルダートート」が新たに生まれました。そのほか財布や手帳から、ポシェット、トート、バックパックまで、多彩なラインアップをそろえています。

ソフトバックパック
カーキグリーン

ボディーポシェット
ココア

デイリートート
カーキグリーン

ワンショルダートート
ココア

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