2024.05.25
「革の補色・色変えサービス」では、
こんなご相談を承っています
左:Before(補色前)、右:After(補色後)
左:Before(補色前)、右:After(補色後)
左:Before(補色前)、右:After(補色後)
「補色」をご依頼いただいた、「プロータ 防水ジッパーソフトブリーフ」をご紹介。
ビジネスバッグとして長年ご愛用いただく中で、バッグの表面や角などが擦れてしまったため、退色を目立ちにくくなるように整える「補色」を施しました。
左:Before(色変え前)、右:After(色変え後)
左:Before(色変え前)、右:After(色変え後)
左:Before(色変え前)、右:After(色変え後)
軽量で持ちやすいと、日々ご愛用されている「シフォン ループトート」。
だんだんと表面の汚れや擦れが目立ってきたため、奇麗に生まれ変わらせて今後も愛用していきたいというご要望で、黒への「色変え」をご依頼いただきました。
製品の見た目の美しさは、気持ち良くお使いいただく上でとても大事なこと。お客さまの大切な時間に私たちの製品がこれからも永く寄り添っていけるよう、「革の補色や色変えサービス」で見た目を可能な限り整えます。
職人による色変えの様子は、動画でもご覧いただけます。職人技をぜひご覧ください。
※名入れ(レザーステンシル)
補色や色変え以外にも、ご愛用品をより永く、より自分らしくご愛用いただけるよう、愛着を持って使い続けていただくための、製品の「仕様変更」や「レザーステンシル」を行うサービスも実施しています。どうぞお気軽にご相談ください。
お客さまの希望にお応えできる
サービスを目指して
前編でもご紹介しましたが、昨年11月に、補色の塗装ブースを長野県の佐久工房に移転し、作業場所を拡張しました。これにより、今までより一層質の高いサービスをお届けできる環境が整いました。
今まではご要望をいただいても修理をお受けすることができなかった“脂分を多く含み、塗料の定着が難しいとされる革”も補色や色変えをお受けいたします。
塗料の研究と実験、作業工程の改善を進め、何度も試作やテストを重ねることで、お受けできる製品を少しずつ増やしています。
長い年月ご愛用いただいた製品は、手の脂分や外気の汚れが付着していたり、革の表面が劣化している場合も多く、新品の革に塗装を施すのとでは、難易度が大きく異なります。
一点ずつ、革の性質・特性を職人が理解・把握し、個々の風合い、状態を見極め、それらに合ったレシピで補色サービスを行っています。
ご愛用品の状態によって修理の対応が変わるため、一つひとつ丁寧にご案内いたします。擦れや染みがある場合でも、まずはお気軽にご相談ください。
【新サービス】
5/31(金)より
「他社ブランド製品」の修理サービスを
開始いたします
土屋鞄では「時間を超えて愛されるもの」を掲げ、皆さまに永く製品をご愛用いただけるよう、長い年月をかけ、専門の職人たちによる修理体制を整えてきました。
たくさんの修理を承る中で、技術も少しずつ積み上げてきました。
また、自社製品の修理の納期を少しでも短く対応できるための体制づくりや、補色や色変えのように、お客さまのご要望にお応えできるようサービス拡充に努めています。
その中で、「自分が使っている他社ブランド製品も修理をしてもらえないか?」というご要望をいただくことがあり、長年培ってきた修理技術を自社製品に対してのみ留めるのではなく、より多くのお客さまのご愛用品に生かしたいという気持ちが芽生えていきました。
一部メニューからではありますが、この度、5/31(金)より他社ブランド製品についても修理サービスを開始いたします。
開始する修理メニューは、以下となります。
①カラーリング(補色、色変え)
②穴を塞ぐ修理(接着)
③糸ほつれの再縫製(かがり糸含む)
④ファスナー金具交換
⑤革の切り口の塗料再塗布
⑥ショルダーベルトへの追加穴あけ
⑦金属引き手取付け
まずは一部メニューのスタートとなりますが、より一層お客さまの声にお応えすることができるよう、引き続き修理メニューの拡大に向けて精進します。サービス開始まで、今しばらく楽しみにお待ちいただけますと幸いです。
ご自宅に眠っている他社製製品の修理をご希望の場合は、ぜひお気軽にアフターサポートまでご相談ください。
関連する記事
BLOGS
修理職人の技を支えるこだわりの道具たち
SUPPORT
製品購入後のアフターサポートサービスについて