季節の暮らしかた
ふとした瞬間に感じる、季節の移ろい
四季のある地に暮らす喜びや、
日々の小さなできごとを大切に重ねていきたいものです。
涼を呼ぶ音。
じりじりとした陽射しに、濃さを増していく緑。いよいよ本格的な夏の到来です。
暑さとも上手に付き合って、夏を存分に楽しみたいですね。
暑さをやわらげるために、昔からさまざまな知恵が重ねられてきました。心地よい音色で涼をとる風鈴も、その一つ。個性豊かな風鈴を全国から集めたお祭りが、西新井本店からほど近い西新井大師で開催されると聞き、訪れてみました。
目にも涼しげな風鈴が、やさしく風に揺れています。
毎年7月に開催されている「風鈴祭り」は、1999年から続く夏の風物詩。
全国各地から集められた550種類もの風鈴が、にぎやかに音色を奏でています。
オーソドックスな風鈴以外にも、形のかわったものや、個性的なものも。
南部鉄器の風鈴は、リンと響く高い音色。
ガラス、焼き物、真鍮、青銅、備長炭に竹細工。それぞれが自己紹介するかのように、個性的な音色を響かせています。
最近では、外につるさず家の中に置いて楽しむ風鈴もあるそうです。
境内では、水辺の景色や夏の植物も楽しめます。
私たちが訪れた日には、ハスの花が美しい姿を見せてくれていました。
夏の暑さにほっとひと息。お散歩がてら、涼を感じにいらっしゃいませんか。