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わたしの愛する、古き良きもの

わたしの愛する、古き良きもの

カモシカスポーツ オーダーメード登山靴

STAFF / ATSUO YANAGISAWA
愛用歴42年

冬山で苦楽を共にしてきた、
分厚い革の登山靴。

20歳のときから履いている革の登山靴。大学の山岳部に入ってからバイト代をコツコツため、一生使うつもりでオーダーした思い入れの深い1足だ。それまではずっと兄のお下がりを履いていたので、どうしても足に合わず、靴ずれに毎回悩まされていた。だから、「自分だけの」登山靴というのが何よりも嬉しかったのを覚えている。初めて足を通した夢の1足は物凄い革の厚さでずっしり重く、でもその分頼もしくて、何より足に心地よくフィットした。

北アルプスで最も高い穂高岳や名峰の槍ヶ岳、眺望の素晴らしい五竜岳……42年間、この靴とともにたくさんの雪山を歩いてきた。寝る時には、夜中に凍ってしまわないように、いつもシュラフの中に入れて温めていたものだ。

 

冬山で苦楽を共にしてきた、分厚い革の登山靴。

20歳のときから履いている革の登山靴。大学の山岳部に入ってからバイト代をコツコツため、一生使うつもりでオーダーした思い入れの深い1足だ。それまではずっと兄のお下がりを履いていたので、どうしても足に合わず、靴ずれに毎回悩まされていた。だから、「自分だけの」登山靴というのが何よりも嬉しかったのを覚えている。初めて足を通した夢の1足は物凄い革の厚さでずっしり重く、でもその分頼もしくて、何より足に心地よくフィットした。

北アルプスで最も高い穂高岳や名峰の槍ヶ岳、眺望の素晴らしい五竜岳……42年間、この靴とともにたくさんの雪山を歩いてきた。寝る時には、夜中に凍ってしまわないように、いつもシュラフの中に入れて温めていたものだ。

 

山に登って泥だらけになったら帰宅してすぐ風呂場に持ってゆき、シャワーとブラシでゴシゴシ洗う。それから、隅から隅まで保湿クリームを塗って保管。しばらく履かないときは、ブラッシングで埃を落としたり、クリームを塗って革を磨いたり。のんびりとそんなことをしながら、次の山に思いを馳せるのがまた楽しかったりする。

42年経った今、我ながらなんともいい感じの味が出ていると思う。買ったときは明るいブラウンで、しかも起毛革だったのが信じられない。数え切れないほど刻まれてきた傷の一つひとつも、自分の山登りの歴史を物語ってくれている気がしている。年々履く回数は減っているものの、山登りの相棒として今も現役。これからも味わいを楽しみながら、手入れを続けて永く大事に付き合いたいと思っている。

山に登って泥だらけになったら帰宅してすぐ風呂場に持ってゆき、シャワーとブラシでゴシゴシ洗う。それから、隅から隅まで保湿クリームを塗って保管。しばらく履かないときは、ブラッシングで埃を落としたり、クリームを塗って革を磨いたり。のんびりとそんなことをしながら、次の山に思いを馳せるのがまた楽しかったりする。

42年経った今、我ながらなんともいい感じの味が出ていると思う。買ったときは明るいブラウンで、しかも起毛革だったのが信じられない。数え切れないほど刻まれてきた傷の一つひとつも、自分の山登りの歴史を物語ってくれている気がしている。年々履く回数は減っているものの、山登りの相棒として今も現役。これからも味わいを楽しみながら、手入れを続けて永く大事に付き合いたいと思っている。