トーンオイルヌメ がま口ポケット財布 / 愛用歴3年

土屋鞄スタッフに、愛用品のアイテムとその思いを聞く「スタッフ愛用品図鑑」。今回は、スタッフ・青木に、愛用中の「トーンオイルヌメ がま口ポケット財布(ブラウン)」の魅力を語ってもらいました。

――購入した理由は?
このお財布の特徴でもある、「がま口」の形に惹かれて購入しました。ぱかっと大きく開く口金と革の柔らかさとの組み合わせが、どこか懐かしく、レトロな雰囲気に感じられてお気に入りです。以前のお財布も二つ折りだったので、カードやお札の出し入れなど慣れ親しんだ使いやすさで、構えることなく気軽に使えるところも選んだ理由ですね。

実はこのお財布、母と色違いで一緒に購入しました。使う頻度はお互い違っていて、私は毎日、母はお出掛けの時に使っています。こうして並べてみると、同じ時間を過ごしてきても使う頻度によって革の表情が違ってきているのが分かりますね。「お母さんのお財布も、私のみたいに味が出てくるのかな」「まだまだ時間がかかりそうだね」なんて話したりもします。

――どのように使っていますか?
一見シンプルなつくりに見えますが、開いてみると思った以上にポケットがあるんです。なので、自分が使いやすいようにカードの収納を工夫しています。よく使うカードは、出し入れしやすいようにカード入れに差し込んで。使う頻度が少ないものは、サイドにあるファスナー付きポケットにまとめて入れています。初めの頃は、たくさんあるカード入れがうれしくて、全てのカード段に入れて使っていました。今は、枚数を絞ったことで余裕が生まれ、より革の柔らかさを楽しめるようになりました。

――お気に入りのポイントは?
使っていくうちに出てきた革の艶感がお気に入りです。たっぷりと含まれたオイルが、次第になじんで、初めの頃より味わい深い色合いになりました。革も柔らかくなり、手に吸い付くようなしっとりとした手触りに変わってきましたね。

私がお手入れをするタイミングは、使うときに見たり触れたりして、カサカサした状態に感じたときです。お財布の角の部分が乾燥しやすいので、少し気にするようにしています。

暮らしの中でお財布は必要なアイテムの一つですが、月日を重ねるごとに、より愛着が湧き大切な存在へと変わってきました。使い方を考えたり、お手入れをしてみたり。きれいに長く使えるようにと思いを込めると、お財布の表情が私の気持ちに応えるかのように変わってきました。これからも大切に使いながら、変化する革の表情を楽しみたいですね。