ブライドル 名刺入れ / 愛用歴 1年

土屋鞄スタッフに、愛用のアイテムとその思いを聞く「スタッフ愛用品図鑑」。今回は、スタッフの野口に、愛用中の「ブライドル 名刺入れ(ブラック)」の魅力を語ってもらいました。

――購入した理由は?
決め手は、僕にとって思い入れのある「ブライドルレザー」で仕立てられていることですね。以前、この革を輸入する仕事を担当したことがあって、実際に鞣すところや、ロウを刷り込む工程を見せてもらったんですが、全て昔ながらの手仕事なんです。人の手が加わったもの、時間を掛けたものって表情に出ますから、どこか深みのある、魅力的な素材になりますよね。あとは、国内外の展示会に行って、一度にたくさんの方たちと名刺交換する機会も多いので、しっかりと名刺が入る頼もしい収納力もポイントでした。

――どのように使っていますか?
常に40枚ぐらいの名刺を入れて、割とパンパンの状態で使っています。革などの素材を研究する仕事柄、普段から服装がカジュアルなので、名刺交換をするとき、手元には“きちんと感”が出るのがうれしいですね。実用的な収納力があるのに、見た目は端正でスマートだからか、「かっこいい名刺入れですね」と言ってくださる方も多いですよ。

あとは、この名刺入れを使う僕なりのポケット活用法として、メイン収納部の前ポケットには、ここ半年〜1年ぐらいの間にやりとりのあった方たちの名刺を、ある程度選別して入れておくんです。そうすると、名前や連絡先を知りたいと思ったとき、ポケットから取り出せば、すぐに確認できますからね。反対側のフリーポケットには、出張先で見つけたおいしいレストランや鞄屋さんなど、印象に残ったお店のカードを入れています。また機会があったら、ぜひ行きたいなと思ってね。

――お気に入りのポイントは?
ビジネスアイテムなので、佇まいに品のあるところが気に入っています。頻繁に手入れをする方ではないのですが、使うだけで自然とロウがなじんで、透明感のある表情に変わってきましたね。型崩れすることもなく、むしろ風合いが高まって存在感が増してきたような。だから、この名刺入れを手にすると、この表情に見合う自分でいなくてはと、すっと背筋が伸びるんですよ。内装が「ソフトヌメ革」で、2種類の革で仕立ててあるので、それぞれどんな風にエイジングしていくのか楽しみながら、長く使っていきたいと思います。