クラルテ スウィングミニショルダー / 愛用歴 1年

土屋鞄スタッフに、愛用のアイテムとその思いを聞く「スタッフ愛用品図鑑」。今回は、プランナーの山田に、愛用中の「クラルテ スウィングミニショルダー(アッシュグレー)」の魅力を語ってもらいました。

――購入した理由は?

「思い入れのある鞄」だからですね。私は普段、新しい製品のアイデアを実際に形にしていく「製品開発」という業務に携わっています。このショルダーは、ゼロベースの段階から関わったアイテム。つくる上で大事にしたことは、「出会った瞬間に、『可愛い』と思ってもらえるような鞄」であることでした。

その中で特にこだわったのは、フォルムとハンドル、そしてタッセルです。四角い形の中にも、丸みを残したデザインに。アクセントとして楽しんでもらえるように、ハンドルには革紐を巻いて、タッセルを付けました。タッセルって、揺れると女性らしい可愛さが表現できるし、持つ人がときめくようなアイテムだと思うんです。デザイナーと一緒に、何度も話し合いを重ねていって・・・その思いが形になった、私にとって特別な鞄です。

実を言うと、本当は明るめの春夏限定色を購入しようと考えていました。でも最終的には、「アッシュグレー」を選びましたね。決め手は「ブラックニッケル」の金具色。自分に合わせてみたら、一番しっくりきたんです。ピアスやバングルなどのアクセサリーをシルバー系で揃えているので、鞄の金具とも相性が良くて。スタイル全体がまとまりました。

「アッシュグレー」は、黒のような尖った印象にならずに、程よく優しさを感じさせる色。メンズライクな雰囲気が好きで、モノトーンの服をよく着る自分のスタイルに、ひとさじの女性らしさや遊び心をプラスして、ちょうど良いバランスに中和してくれる存在です。

ーーどのように使っていますか?

持ち歩くものは、財布やミニポーチ、鍵やスマホなど。荷物は、すっきりとまとめることが多いです。休日は自転車を使うことが多いんですけど、そのときはショルダーを斜め掛けにして、できるだけ鞄が体に沿うようにして使っています。ベルトの長さを調整できることも嬉しいですね。身長やコーディネートのバランスに合わせて変えられるので、自分にちょうど良い持ち方を楽しめます。

ショルダーベルトを外してハンドバッグとして持てば、きれいめスタイルにもなじみます。ベルトを付けている時とは違った印象に見えて面白いですよね。白のトップスに黒のパンツを合わせたシンプルなコーディネートにも、この鞄を合わせれば、グレーの色味や少し丸みのあるフォルムが優しい印象に仕上げてくれます。革で仕立てたフリンジなので、大人の可愛さも加わって。持ち方を変えるだけで、幅広いスタイルにすっとなじませることができますね。

ーーお気に入りのポイントは?

「シンプルな見た目だけど、細部まで丁寧につくり込まれているところ」です。特に気に入っているのが、引き手デザインのつくり。少しマニアックかもしれませんが(笑)。女性らしい細さと丸みを感じる形なのが良いですね。あと、しっかりとした厚みできれいにコバも塗られていて。ファスナーを開け閉めする時に、安心感があります。デザイナーの思いと職人の技術が組み合わさった、土屋鞄だからこそできた部分だと思います。

ずっときれいに使い続けたいので、お手入れには気を配っています。使わないときは、鞄の中身を取り出して、代わりに購入した時に入っていたあんこを詰めて。クローゼットにしまうときは、鞄が包まれていた不織布の袋に入れて保管しています。これからもたくさんの場所にこの鞄を連れて行って、思い出を一緒に重ねていきたいです。