わたしの愛する、古き良きもの
わたしの愛する、古き良きもの
永く使うことで生まれる味わい、それが“patina”(パティーナ)。
時間と記憶を共有してきた味のある愛用品を、土屋鞄スタッフがご紹介します。
永く使うことで生まれる味わい、
それが“patina”(パティーナ)。
時間と記憶を共有してきた味のある愛用品を、
土屋鞄スタッフがご紹介します。
「サンドイッチトースター・ダブル」
STAFF / SAYAKA MOTOYOSHI
愛用歴 左:7年 / 右:26年
家に2つある、「バウルー」のシンプルなアルミ製ホットサンドメーカー。左が夫のもので、右が私の愛用品。同じ型でも、私のは職人が手作業で磨いて仕上げている古いものなので、アルミの質感や丸みに味わいがあって面白い。こげや傷の付き方にも、夫婦それぞれの個性が出ている気がする。アウトドアで結構ラフに使っているのに壊れる気配もなくて、見た目も飽きが来ない。本当に一生付き合ってくれそうな感じだ。
このホットサンドメーカーはつくりがとてもシンプルで、何より素材が重厚でつくりも頑丈。一切無駄のない武骨さが、いかにも「道具」という感じがして好き。どこか形に愛嬌があって、ロゴが愛らしいのも気に入っている。これで焼くホットサンドは、パリッとして香ばしくて・・・。私は切り干し大根の煮物を挟んで焼くのが好きなのだけど、ただパンで具を挟んで焼くだけなのに、なぜあんなに美味しくなるんだろう。
記憶を焦げ目に残す、ホットサンドメーカー。
家に2つある、「バウルー」のシンプルなアルミ製ホットサンドメーカー。左が夫のもので、右が私の愛用品。同じ型でも、私のは職人が手作業で磨いて仕上げている古いものなので、アルミの質感や丸みに味わいがあって面白い。こげや傷の付き方にも、夫婦それぞれの個性が出ている気がする。アウトドアで結構ラフに使っているのに壊れる気配もなくて、見た目も飽きが来ない。本当に一生付き合ってくれそうな感じだ。
このホットサンドメーカーはつくりがとてもシンプルで、何より素材が重厚でつくりも頑丈。一切無駄のない武骨さが、いかにも「道具」という感じがして好き。どこか形に愛嬌があって、ロゴが愛らしいのも気に入っている。これで焼くホットサンドは、パリッとして香ばしくて・・・。私は切り干し大根の煮物を挟んで焼くのが好きなのだけど、ただパンで具を挟んで焼くだけなのに、なぜあんなに美味しくなるんだろう。
夫婦で同じものを持っている理由は、全くの偶然。結婚前の夫と友人たちとキャンプをした時、彼が見覚えのあるもので朝食をつくってくれた。そこで記憶が蘇り、実家の台所を探すと・・・なんと彼は、母と同じホットサンドメーカーを愛用していたのだった。それをきっかけに私は母から「バウルー」を譲り受け、いつしか自分でつくるのに熱中し・・・こうして今、2つの「バウルー」が夫婦ともども仲良く並んでいる。
母の話では、私が小学生の時に、ハムとチーズとキャベツの千切りを入れたホットサンドをよくつくっていたらしい。あちこちに残っている古いこげ跡や傷を見るたび、私のためにどれだけたくさん焼いてくれたのだろうと心が温かくなる。いつか私も、子どもが生まれて大きくなったら、母のようにこの「バウルー」でホットサンドをたくさんつくってあげたい。それまで、頑張ってほしいな。うん、腕も上げておかないと。
※本製品は現在、フッ素加工仕上げのもののみの製造となっております。
夫婦で同じものを持っている理由は、全くの偶然。結婚前の夫と友人たちとキャンプをした時、彼が見覚えのあるもので朝食をつくってくれた。そこで記憶が蘇り、実家の台所を探すと・・・なんと彼は、母と同じホットサンドメーカーを愛用していたのだった。それをきっかけに私は母から「バウルー」を譲り受け、いつしか自分でつくるのに熱中し・・・こうして今、2つの「バウルー」が夫婦ともども仲良く並んでいる。
母の話では、私が小学生の時に、ハムとチーズとキャベツの千切りを入れたホットサンドをよくつくっていたらしい。あちこちに残っている古いこげ跡や傷を見るたび、私のためにどれだけたくさん焼いてくれたのだろうと心が温かくなる。いつか私も、子どもが生まれて大きくなったら、母のようにこの「バウルー」でホットサンドをたくさんつくってあげたい。それまで、頑張ってほしいな。うん、腕も上げておかないと。
※本製品は現在、フッ素加工仕上げのもののみの製造となっております。