美意識が惹かれる
土屋鞄のクラフトマンシップ

日本の丁寧を世界へ Vol.1

2024.6.25

人とものと時間を大切にする、日本の「丁寧」を世界へ──。海外の愛用者たちはどのようにして土屋鞄のアイテムと出会い、どのような時間を過ごしているのでしょうか。インタビューから、愛用者たちのライフスタイルへのこだわりが見えてきました。

CREATIVITY

確立したスタイルが放つ輝き

日本の丁寧を世界へ vol.1

2024.6.25

人とものと時間を大切にする、日本の「丁寧」を世界へ──。海外の愛用者たちはどのようにして土屋鞄のアイテムと出会い、どのような時間を過ごしているのでしょうか。インタビューから、愛用者たちのライフスタイルへのこだわりが見えてきました。

こちらの連載は、
現地の人が取材して記事にしました(のような書き手がわかるテキスト追加)

PROFILE


ボー・カーニー Bo Carney

Mohawk General Store, SMOCK, Loose Wines 共同創設者


ボーさんと夫のケビンさんは、ロサンゼルスにある“Mohawk General Store”と、その経験を生かして立ち上げたファッションレーベルの“SMOCK”、そしてワインレーベルの“Loose Wines”の共同創設者です。彼らはロサンゼルスで豊かなスタイルの世界を創り上げ、クリエイティブなカルチャーと、その周りのコミュニティーを築いてきました。そのアプローチは「場を設ければ人は集まる」という考えを体現していると言えるでしょう。

ソウルからファッションの世界へ

ボーさんは韓国のソウルで生まれ育ち、家族と共に一時的に暮らしたアメリカで英語やアメリカのカルチャー、そしてファッションに触れ、ユニークな感覚を身に付けました。韓国の大学を卒業した後、過酷なことで知られる映画業界に就職した彼女は忙しい日々を送ります。しかし、この時期に才能を磨き、仕事熱心な自分自身の姿勢を確認した彼女は自分にできないことなどないと、大きな自信を手に入れました。そしてそれを基盤に、ボーさんはついに天職であるファッションの世界へと飛び込むことを決意します。

韓国を発ち、ファッションビジネスを勉強するために訪れたミラノで、ボーさんはビジネスパートナーでもある夫、ケビンさんと出会いました。ミラノでの生活が幕を閉じると二人はロサンゼルスに移住し、シルバーレイクにてMohawk General Storeを開設。当初静かなエリアだった地域は、のちに秘めたポテンシャルを発揮します。人気を集めた二人の店を中心に、数年後にはカフェやショップが充実。そして多店舗展開したMohawk General Storeを起点に、彼らはファッションやワインの新たなコンセプトを展開し、クールな世界観を更に繰り広げていきました。

家族も増え、今では二人の子どもの親となったボーさんとケビンさんは忙しい日々を送っています。ボーさんは子育てと仕事、セルフケアまでこなす、マルチタスクの達人です。そしてその間も常にシックなスタイルを保っています。彼女自身のセンスは店の理念に一致しており、日常生活に適したのびやかなスタイルを重視するものです。世界各地のデザイナーが提供する服や靴をセレクトしていくプロセスは、ファストファッションとは真逆のアプローチと言えるでしょう。
そんな店の鏡に映るボーさんのセルフィーは、ショップに並ぶ新作の独創的な組み合わせを捉えていますが、そこにしばしば登場するのが土屋鞄の「ガゼットコード ブルームトート」。上品さとカジュアルさを兼ねたこのデザインは、かっちりとしたフォルムを柔らかな革で表現しています。機能的なサイズ感で、幅広いシーンになじむ使いやすいアイテムです。

世界中から優れた商品を厳選して集めるボーさんは、日本製品の品質に一目置いています。彼女は日本を訪れた経験があり、その品質や工芸技術に強い信頼を寄せているのです。土屋鞄には30年以上の経験を有する革職人がいますが、ボーさんと同じように鋭い目を持つ人なら、一つひとつのステッチからその熟練の技術を読み取れるでしょう。

土屋鞄のファンであるボーさんと出会えたこと、そして彼女の素敵なショップを案内していただいたことに、私たちは深く感謝します。

LINE-UP

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ご使用いただいた方

勝山 龍一

フリープランナー

服飾専門学校を卒業後、「衣食住美」を展開する会社でファッションやインテリアのPRなどを勤めた後、2021年よりフリーランスに。キャンプ場の運営やPRを経て、現在はファニチャーブランドやライフスタイルブランドのPR&商品ディレクションなど幅広いシーンに携わるフリープランナーとして活動。プライベートでは、キャンプを中心とした外遊び、車・バイク・自転車などの車輪のついた乗り物、餃子の食べ歩きを楽しんでいる。


Text|Kunihiko Kaneko

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