2024.8.13
豊かな文化背景が生み出す
人の繋がりとクリエイティビティ
日本の丁寧を世界へ Vol.3
人とものと時間を大切にする、日本の「丁寧」を世界へ──。海外の愛用者たちはどのようにして土屋鞄のアイテムと出会い、どのような時間を過ごしているのでしょうか。インタビューから、愛用者たちのライフスタイルへのこだわりが見えてきました。
CREATIVITY
確立したスタイルが放つ輝き
日本の丁寧を世界へ vol.1
2024.6.25
人とものと時間を大切にする、日本の「丁寧」を世界へ──。海外の愛用者たちはどのようにして土屋鞄のアイテムと出会い、どのような時間を過ごしているのでしょうか。インタビューから、愛用者たちのライフスタイルへのこだわりが見えてきました。
こちらの連載は、現地の人が取材して記事にしました(のような書き手がわかるテキスト追加)
PROFILE
チェリート・ヴィラフロール & クリス・アルバネーゼ
Chelito Villaflor & Chris Albanese
「Eskina」オーナー
チェリートさんと私たちは、共通の友人たちを通して知り合いました。彼はどうやらクリエイティブ系のコミュニティーの間でかなり顔が広いようで、同じ考えや好みを持つ人同士を繋げたり、集めたりする才能があります。私たちはある日の午前中をロサンゼルスで彼と共に過ごしましたが、その限られた時間の中だけでも、彼が多くの人に愛される理由がひしひしと伝わってきました。
プライベートでも仕事でも、チェリートさんを取り巻くのは個性的なアーティストやデザイナー、起業家で、彼自身もまたそのひとり。人を惹きつける魅力を持つ彼は、仕事、作品、そして自身のスタイルを通して、常に愛と優しさ、そしてクリエイティブな表現を世に発信しているのです。
文化的融合から、クリエイティブな表現へ
チェリートさんと夫のクリスさんは小売店及びブランドの活性化を担う代理店、Eskinaを、Shelter Social Clubというアメリカ西海岸の会社と提携で経営しています。彼らは限定品や、地元のアーティストや友人とコラボ制作した商品など、魅力的な品揃えのブティックをさまざまなホテルのロビーで経営しています(「必要なもの、欲しいものを集めた小さな雑貨店」と彼らは呼ぶ)。また、チェリートさんは、ブランドエージェンシーのセールス・ディレクターとしても活躍しているので、ブランドや小売店とやりとりしながら常に旅をし、次に焦点を当てるべきモノやコトを探索しています。移り変わるトレンドの世界に属している彼ですが、彼自身のスタイルは個人的な表現を大事にしています。
フィリピン移民の子どもとして生まれた彼は、フィリピンとアメリカの両方の文化の影響を受けながら育ちました。音楽の才能に長けた父はいつもギターやピアノを弾き、彼の幼少期を歌や踊りに満ちたものにしました。一方、芸術的な母は服を自分好みに仕立て直し、「他の母親たちとは違う着こなしをしていた」と言います。チェリートさんはシカゴの郊外で幼少期を過ごしたのち、ティーン時代をテキサスのヒューストンでおくったことで、より一層文化的な深みを身に付けました。これらの経験が、今の彼の世界観や独自の表現に繋がっているのです。
Rice バックパックとダイナミックな日々
チェリートさんにとって典型的な一日というものはなく、毎日が新しい冒険を運んできます。平日はLAや旅先でクライアントと会い、ロサンゼルス周辺や旅先で仕事をします。週末には取引先のホテルを訪れたり、マーチャンダイジングの仕事をこなします。そんな彼の忙しい日々に欠かせないアイテムが、「ジャパンモチーフ Riceバックパック」です。
「ちょうどニューヨークから戻ったところなのですが、これは機内持ち込みとしてまさに理想的な鞄です。とても軽いし、紙のような質感。背負うと背中に柔らかくフィットしてとても心地良いです。機内では前の座席の下にきれいに収まります。ニューヨーク市内を移動するのにも最高のバックパックですし、特にサイドのファスナーポケットはトップを開かなくてもさっと荷物を取り出せるので気に入っています。見た目もシックで、個人的には理想的な旅行用バックパックだと思うんです。知らない人に鞄のことを何度も聞かれましたね。おまけに、僕の犬の居場所としてもちょうど良いんです」
心休まる生活空間
チェリートさん、クリスさん、そして愛犬のジョージーと家で過ごす時間は、料理をしたり、レコードを聴いたりしてリラックスします。彼らの家は友人たちがつくった素晴らしいアートや家具で飾られ、カラフルでクリエイティブな、心休まる空間になっています。チェリートさんは日本文化を好み、最近生花の勉強を始めたそうですが、それもまた新しいことをどんどん学び、吸収していく「チェリート & クリス」らしい取り組みだと感じました。
土屋鞄のファンでもある二人と時間を過ごせたこと、家に招いていただいたことに、私たちは深く感謝します。
ご使用いただいた方
勝山 龍一
フリープランナー
服飾専門学校を卒業後、「衣食住美」を展開する会社でファッションやインテリアのPRなどを勤めた後、2021年よりフリーランスに。キャンプ場の運営やPRを経て、現在はファニチャーブランドやライフスタイルブランドのPR&商品ディレクションなど幅広いシーンに携わるフリープランナーとして活動。プライベートでは、キャンプを中心とした外遊び、車・バイク・自転車などの車輪のついた乗り物、餃子の食べ歩きを楽しんでいる。
Photo|Kousuke Matsuki
Text|Kunihiko Kaneko
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