世界を舞台に活躍されている、フィギュアスケート選手の友野一希さん。ファッション好きとしても知られていますが、実は大の革好きで、土屋鞄のご愛用者とのこと。親しい人にはプレゼントすることも多いという友野さんに、土屋鞄を贈る理由と、ご愛用アイテムの魅力をお聞きしました。
僕が「土屋鞄」を贈る理由
フィギュアスケート選手 友野一希さん
僕が「土屋鞄」を贈る理由
フィギュアスケート選手 友野一希さん
世界を舞台に活躍されている、フィギュアスケート選手の友野一希さん。ファッション好きとしても知られていますが、実は大の革好きで、土屋鞄のご愛用者とのこと。親しい人にはプレゼントすることも多いという友野さんに、土屋鞄を贈る理由と、ご愛用アイテムの魅力をお聞きしました。
自分と一緒に育つ
「革」に魅せられて
昔から、シンプルに「ものづくり」を感じられるものが何となく好きで。それがストレートに伝わってくる革製品がずっと、気になってはいました。革製品って良いなあとはっきり自覚したきっかけは、中学生の時にスケートの先輩からいただいたキーケースですね。
初めは素材を意識していなかったんですけど、使っていたらすごく革らしい味わいが出てきて。使い続けるとフィットしてくる感覚は革のスケート靴で分かってましたが、革が自分と一緒に育ってくることを実感したのは初めてでした。
手放せない、お気に入りの相棒
そうして、革製品の良さを理解した頃に出会ったのが土屋鞄です。「ものづくり」が得意そうなブランドだなと、調べているうちにどんどん興味が湧いてきて。今も愛用している、革紐で巻く財布を購入しました。使うたびに解いて、巻いて、「大切に使っている」感じがとても気に入っています。
鞄では「トーンオイルヌメ ミディアムショルダー」を2色で愛用しています。より自然な雰囲気でいたいときは「ブラウン」、ちょっと締まりが欲しいときは「ブラック」と、コーデで使い分けたりして。持っていると「かわいい」などと、お世辞抜きでよく褒めてもらえますし、海外遠征でも向こうの方たちに「良いね」って言われますね。
とにかく鞄としての機能がきちんと備わっていて、しかもそれがデザインとして良いものになっている。それに加えて、サイズ感が自分の日常の必要にちょうどフィットするのがすごく良いんです。さらにディテールでいえば、ショルダーベルトが全て革であるところが大のお気に入りで。革の重みが乗って「持つ喜び」を肩で贅沢に楽しめるし、体にフィットしてくると、すごく「鞄」って感じがして堪りません。
「フィギュア」と「贈りもの」に共通する思い
フィギュアスケートって、"伝える"ことの多い競技なんですよね。演技中は、何か一つでも「観に来て良かったな」と思ってもらいたくて。観に来てくださった方に支えられ、励まされている自分の感謝の気持ちを伝えたいし、少しでも楽しんでいただきたいと思っています。そこだけは大切に、ずっと忘れずに持ち続けていきたい。絶対、おろそかにしたくないんです。
そうした感謝の気持ちや楽しんでほしいという思いを伝えたい、というところは、贈りものを選ぶときにも通じる気がします。人が思いを込めてつくったものは人の気持ちを大切にしてくれると、僕は思っていて。土屋鞄は職人さんたちの手仕事が真っすぐに伝わってくるから、人の思いと温もりがより一層感じられる贈りものになると思うんです。
贈った後に、
楽しさを共有できる幸せ
土屋鞄の革製品を初めて贈ったのは、スケートの先輩が引退された時です。気軽に使えるステーショナリーが良いかなと考えて、革紐で巻くタイプのペンケース(「トーンオイルヌメ ロールペンケース」)を選びました。自分が紐で巻く財布を愛用して本当に良かったので、同じように楽しんでもらえたらと思って。革製品が「自分のもの」になる喜びとそこまでの楽しい時間を、先輩とこれから共有できたらうれしいですね。
父親の誕生日にはちょっと奮発して、ロウが塗ってある緑色の革の財布(「ブライドル 長財布」)を贈りました。とにかく丈夫な革とつくりだから長く使ってもらえそうだし、何よりこのカッコいい財布を使いこなせる渋い父親になって欲しいっていう、息子だからこその勝手な思いもあって(笑) 経年変化する革だから次会った時に見せてもらうのも楽しみだし、「どんなふうに使っていたの?」とか、そういう話をたくさんしたいなって思っています。
僕が長年愛用しているキーケースを手にすると先輩のことを思い出すように、贈った相手が僕のことを時々思い浮かべたり、5年か10年後くらいに「こんな感じになったよ」って見せてくれたりしたら、本当にうれしいですね。時間と共に使う人だけのものになってくる革製品だったら、そういうときがきっと来る気がしているんです。