革が恋しくなる季節 レザーアイテムを 生かすファッションのコツ(大鷲陽一)

革が恋しくなる季節
レザーアイテムを
生かすファッションのコツ
(大鷲陽一)

2023.11.08

 

季節がぐっと深まり、ファッションに革製品を取り入れることも増える季節。おしゃれな人たちはどんなふうに革製品を取り入れ、コーディネートを楽しんでいるのでしょうか。

今回お話を伺ったのは、農業を営みつつ、モデルとしても活躍する大鷲陽一さん。独自の物選びの審美眼とスタイルは、多くの人から支持を得ています。土屋鞄の愛用者でもある大鷲さんに、革製品を取り入れる際のコーディネートのポイントや、「TSUCHIYA バックパック」の使い心地を伺いました。

クリーンにもカジュアルにも
スタイルになじむ革のバッグ

 

僕は仕事柄、作業着として服を着る機会が多いのですが、農作業で着用した服は、普段着とはまた違う独特の味が出てくるんですよね。そのため、エイジングにはずっと興味を持ってきました。

エイジングといえば、やはり革ですよね。土屋鞄の「ディアリオ」のトートバッグを使わせてもらってみて、その面白さと奥深さを改めて感じました。

もともと土屋鞄には奇麗めなスタイルのイメージが強かったのですが、実際に持ってみると僕の普段のカジュアルなスタイルにもしっくり合うことに驚きました。

一年ちょっと経って革も柔らかくなり、なじんできたのでこれから育てていくのが楽しみです。

細部にこだわりを感じた
TSUCHIYA バックパック

最近使わせてもらった「TSUCHIYA バックパック」も、使いやすさに驚いたアイテムの一つです。

 

まず、とにかく疲れない。1泊2日の旅行にこのバックパックで行ったのですが、一日歩き回っても疲れを感じませんでした。背当てが接している面も心地良く、パソコンやタブレットのような硬いものを入れていても、硬さが背中に伝わることなく快適に持てると思います。

バックパックは内側に余白があると中の荷物が揺れたり、左右どちらかに偏ってしまったりすることもありますよね。でもこの「TSUCHIYA バックパック」は、下ろしたり背負ったりする時でも中身が動くことなく安定して持つことができるんです。

もう一つ、ファスナーの開閉しやすさにも感動しました。わりと大きめに開くのですが、途中でひっかかることなく、すーっと一息で開閉することができます。

一つひとつは小さなことかもしれませんが、使っていてこうしたストレスを感じないのは頻繁に使うものだからこそ大切なこと。「TSUCHIYA バックパック」を使ってみて改めて、土屋鞄のものづくりへの情熱を感じました。

ベースに「いいもの」があると
じっくりファッションを楽しめる

そんな「TSUCHIYA バックパック」に今回合わせたのは、襟付きのスウェットとミリタリーパンツ。下に着たシャツの襟を見せることで、クリーンさをプラスしています。

 

どれも古着ですが、新品の「TSUCHIYA バックパック」とも不思議となじむのは、足元を新品から履き込んだ黒のローファーで引き締めているからかもしれません。全体の雰囲気がカジュアルでも、小物を同色のレザーアイテムでまとめることで、バランスが取りやすくなると思います。

さらに靴下に気を使ってあげると印象も変わりますし、コーディネートに変化も出せます。

ファッションは表に見えるアイテムばかりが注目されがちですが、僕は靴下やアンダーウェアなど、見えない部分の心地良さも影響すると思うんです。

どんなに着飾っても、身に着けているものにストレスを感じていると表情や佇まいにも出てしまいますから。洋服も食事と同じように、自分の身になるもの。何時間も着て過ごす、生活に直結したものですから、我慢やストレスが少ないことが大切だと思っています。

ベースに心地良さがあるからこそ、新しいアイテムに挑戦する余裕も生まれてくるのかもしれません。存在感のあるこの「TSUCHIYA バックパック」も、僕にとっては新しいスタイリングへの挑戦でした。

食わず嫌いだったものが好物になることがあるように、自分に使いこなせるのか、似合うのか不安になるアイテムも、挑戦して着こなせるようになると世界が広がっていく楽しみがあります。

ファッションを、そうやって新しい自分を発見していくプロセスだと捉えると、日々の服選びもより楽しくなっていくのではないでしょうか。

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