ミニマルで美しい佇まいと使い勝手の良さから瞬く間に人気シリーズとなった「アトロー」の「ワンハンドルトート」に、Mediumサイズが仲間入りします。この新型を使っていただくのは、先日リニューアルオープンした丸の内店のウィンドウディスプレイを手掛けた「BITO Green\Flower Creatives」のグリーンアーティスト、尾藤祐子さん。八ヶ岳の森のアトリエを拠点に、グリーンを中心とした作品を制作されている尾藤さんのライフスタイルに寄り添う「アトロー」の魅力と、丸の内店の装飾についてお話を伺いました。
USER COLUMN
日常をバッグに詰め込んで
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日常をバッグに詰め込んで
SCENE 1
八ヶ岳のアトリエを訪ね、普段のお仕事スタイルについて伺いました
森の中で暮らすようになり、
ファッションももの選びもシンプルに
2022年に東京から八ヶ岳へ拠点を移し、現在は森の中で仕事のパートナーでもある夫と子どもと三人で暮らしています。移住により時間の流れ方がスローになり、自然とファッションもシンプルに。もの選びも修理しながら長く使えるものや職人さんがつくっているものに惹かれるようになりました。「アトロー ワンハンドルトート Medium」は使いやすいサイズ感と土や木の幹の色に似たキャラメルカラーで、自然の中で生活する今の私のシンプルな普段着にも調和してくれます。ショルダー部分を伸ばせば斜めがけすることもできるので、革がクタクタになるまで気負わず使っていきたいです。
自分にとっての心地よさや生まれ育った環境に立ち返ったとき、私はグリーンがメインでそこにお花で少し色を添えていくスタイルが一番好きだなということに気が付き、肩書きも「グリーンアーティスト」に。ブランドのロゴ「BITO Green\Flower Creatives」のスラッシュマークを通常と逆にしているのも、グリーン寄りという意味を込めています。いつも脇役でひっそりと生えている苔を主役に使うことに面白みを感じ、今は苔などのグリーンをメインにホテルやレストラン、商業施設、イベントなどの装飾の仕事をしています。実は苔の花言葉には「母性」という意味があるんですよ。実際、苔を使って作品を制作していると、何かに包み込まれるような癒しの効果を感じます。
SCENE 1
八ヶ岳のアトリエを訪ね、
普段のお仕事スタイルについて伺いました
森の中で暮らすようになり、
ファッションももの選びもシンプルに
2022年に東京から八ヶ岳へ拠点を移し、現在は森の中で仕事のパートナーでもある夫と子どもと三人で暮らしています。移住により時間の流れ方がスローになり、自然とファッションもシンプルに。もの選びも修理しながら長く使えるものや職人さんがつくっているものに惹かれるようになりました。「アトロー ワンハンドルトート Medium」は使いやすいサイズ感と土や木の幹の色に似たキャラメルカラーで、自然の中で生活する今の私のシンプルな普段着にも調和してくれます。ショルダー部分を伸ばせば斜めがけすることもできるので、革がクタクタになるまで気負わず使っていきたいです。
自分にとっての心地よさや生まれ育った環境に立ち返ったとき、私はグリーンがメインでそこにお花で少し色を添えていくスタイルが一番好きだなということに気が付き、肩書きも「グリーンアーティスト」に。ブランドのロゴ「BITO Green\Flower Creatives」のスラッシュマークを通常と逆にしているのも、グリーン寄りという意味を込めています。いつも脇役でひっそりと生えている苔を主役に使うことに面白みを感じ、今は苔などのグリーンをメインにホテルやレストラン、商業施設、イベントなどの装飾の仕事をしています。実は苔の花言葉には「母性」という意味があるんですよ。実際、苔を使って作品を制作していると、何かに包み込まれるような癒しの効果を感じます。
SCENE 2
SCENE 2
丸の内店にて、装飾設営の様子を見せていただきました
SHIN-ME(新 - 私)をコンセプトに、
自立した女性像を表現
丸の内店のウィンドウディスプレイのお話をいただいたとき、すぐに頭に浮かんだのが「SHIN-ME」というコンセプトです。たっぷりと養分を蓄えた母体=TSUCHIYA KABANから栄養を吸い取って新しく誕生する丸の内店の姿が、新しいエネルギーを湛えて土の中から芽を出す新芽と重なって。今回は苔をメインに使い、自立した女性像やシンプルでスマートなイメージを表現しました。苔はその場所に応じて少しずつ色が変化していきますが、それは使い込むうちに経年変化していく革と重なる部分があるかもしれません。
仕事で東京や地方に行くときは打ち合わせや買い付け、制作現場など予定をぎっしりと詰め込むので、ミッションを一つずつクリアしていくような達成感があります。森の中でのゆったりとした暮らしと都会の刺激、両方ある今の状態がとてもいいバランスです。先日、丸の内店のディスプレイのために訪れた東京出張でも「アトロー ワンハンドルトート Medium」が活躍しました。モダンなデザインが都会の雰囲気にすっとなじみます。
小さい息子がいるのですが、今の家は山と海が近くて本人もアウトドア派なので、子育て面でもすごくいい環境だと思います。こちらに引っ越してから星空準案内人の資格も取りました。鎌倉の夜はわりと暗いので都内よりは星空が見やすいんです。天文学の知識を身につけて、息子に聞かれたときに答えられるようになりたいなと思って。そのほか、コロナ禍に立ち上がった「ニュー農マル」という援農コミュニティの活動に参加して農業に触れる機会ができたりと、オンとオフをはっきりと分けられるようになったことも、鎌倉に住んでよかったことのひとつです。
仕事で東京や地方に行くときは打ち合わせや買い付け、制作現場など予定をぎっしりと詰め込むので、ミッションを一つずつクリアしていくような達成感があります。森の中でのゆったりとした暮らしと都会の刺激、両方ある今の状態がとてもいいバランスです。先日、丸の内店のディスプレイのために訪れた東京出張でも「アトロー ワンハンドルトート Medium」が活躍しました。モダンなデザインが都会の雰囲気にすっとなじみます。
SCENE 2
小さい息子がいるのですが、今の家は山と海が近くて本人もアウトドア派なので、子育て面でもすごくいい環境だと思います。こちらに引っ越してから星空準案内人の資格も取りました。鎌倉の夜はわりと暗いので都内よりは星空が見やすいんです。天文学の知識を身につけて、息子に聞かれたときに答えられるようになりたいなと思って。そのほか、コロナ禍に立ち上がった「ニュー農マル」という援農コミュニティの活動に参加して農業に触れる機会ができたりと、オンとオフをはっきりと分けられるようになったことも、鎌倉に住んでよかったことのひとつです。
ONもOFFも持ち物は共通
尾藤さんのバッグの中身
- この仕事を始めた当初から使っている名刺入れ。
- BITOのロゴ入りサコッシュはサブバッグとしていつも持ち歩いています。使いすぎて2代目です。
- BITOのロゴ入りメイクポーチ。メイク道具は最小限に。
- カードケース
- 手鏡は母からもらったもの。
- リップクリーム
- 10代の頃に初めてのアルバイト代で買ったお財布を今も愛用しています。
- 肩こりを和げてくれる指圧コロコロ棒。手軽にどこでもケアできて、とてもすっきりします。
New Luxury for me
自分たちの手から生まれるパワーを信じて
多くの人から長く愛される
アートワークをつくり続けたい
クライアントワークを中心としたBITOの活動と並行して、環境問題や社会課題をテーマにアート作品を発信するNefushucaというアートユニットを昨年夫婦で立ち上げました。八ヶ岳に住んでいると四季折々の変化が明確に分かるんです。例えば森の中でも確実に温暖化が進んでいることや、昔はたくさん生息していた高山植物がすっかりなくなってしまったことなど、自然環境が常に変化していることを体感しています。そういった日々の生活で感じることや危機感を、植物を使った作品を通して発信しています。
多くの人から長く愛されるアートワークをつくりたいと思っているので、BITOでもNefushucaでも、ただきれいに装飾するのではなく、きちんとストーリーやコンセプトからつくっていくことを大事にしています。それはTSUCHIYA KABANの時を超えて愛されるものづくりや、細やかな手仕事を大事にされている部分と共通しているのではないでしょうか。自分たちの手から生まれるパワーを信じて、自然と調和することの大切さや日本の良さを海外にも発信・展開していくのがこれからの目標です。
New Luxury for me
自分たちの手から生まれるパワーを信じて
多くの人から長く愛される
アートワークを作り続けたい
クライアントワークを中心としたBITOの活動と並行して、環境問題や社会課題をテーマにアート作品を発信するNefushucaというアートユニットを昨年夫婦で立ち上げました。八ヶ岳に住んでいると四季折々の変化が明確に分かるんです。例えば森の中でも確実に温暖化が進んでいることや、昔はたくさん生息していた高山植物がすっかりなくなってしまったことなど、自然環境が常に変化していることを体感しています。そういった日々の生活で感じることや危機感を、植物を使った作品を通して発信しています。
多くの人から長く愛されるアートワークをつくりたいと思っているので、BITOでもNefushucaでも、ただきれいに装飾するのではなく、きちんとストーリーやコンセプトからつくっていくことを大事にしています。それはTSUCHIYA KABANの時を超えて愛されるものづくりや、細やかな手仕事を大事にされている部分と共通しているのではないでしょうか。自分たちの手から生まれるパワーを信じて、自然と調和することの大切さや日本の良さを海外にも発信・展開していくのがこれからの目標です。
LINE-UP
「アトロー ワンハンドルトート Medium」は毎日気軽に持ち歩ける程よいサイズ感。数量限定色のキャラメルは派手すぎない柔らかな発色で、カジュアルスタイルにもビジネスシーンにもマッチします。
edit and text
Yuka Dosaka
edit and text|Yuka Dosaka
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