Vol.06/小笠原 夏未

BAG AND
LIFESTYLE
土屋鞄と日常

さまざまな分野で活躍する人たちが日常や仕事を通して、考えていること、大事にしていること。それからライフスタイルを語るときに欠かせない鞄についても。気になるあれこれをインタビュー。第6回はモード誌を中心に活躍するスタイリストの小笠原夏未さん。リアルクローズとは違う視点でファッションをとらえる小笠原さんに、アトリエで話を伺いました。

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土屋鞄と日常

Vol.06/小笠原 夏未

さまざまな分野で活躍する人たちが日常や仕事を通して、考えていること、大事にしていること。それからライフスタイルを語るときに欠かせない鞄についても。気になるあれこれをインタビュー。第6回はモード誌を中心に活躍するスタイリストの小笠原夏未さん。リアルクローズとは違う視点でファッションをとらえる小笠原さんに、アトリエで話を伺いました。

小笠原 夏未

スタイリスト

1993年石川県生まれ、東京都出身。幼少の頃からファッションに興味を持ち、文化学園大学 服装造形学科に進学し、卒業後にバンタンデザイン研究所 スタイリスト科に入学。卒業して間もなくスタイリスト山口翔太郎氏に師事して、約3年間アシスタントを経験。2020年秋に独立して、『SUPR』『GINZA』『Lula Japan』などのモード誌や、広告、ファッションブランドのビジュアルなどを中心に活躍。

小笠原 夏未

スタイリスト

1993年石川県生まれ、東京都出身。幼少の頃からファッションに興味を持ち、文化学園大学 服装造形学科に進学し、卒業後にバンタンデザイン研究所 スタイリスト科に入学。卒業して間もなくスタイリスト山口翔太郎氏に師事して、約3年間アシスタントを経験。2020年秋に独立して、『SUPR』『GINZA』『Lula Japan』などのモード誌や、広告、ファッションブランドのビジュアルなどを中心に活躍。

STORY.01

デザイナーに憧れてモード誌のスタイリストに

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STORY.02

バッグは服装になじませて靴で外すのが自分流

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ABOUT ITEM

ミディアムブラウン
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ABOUT ITEM

ミディアムブラウン
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デザイナーに憧れてモード誌のスタイリストに

小笠原さんは文化学園大学を卒業してから、バンタンデザイン研究所に行かれています。2つのファッションスクールに通われたのは、どうしてですか?

小学生の頃からファッションデザイナーになるのが夢で、文化学園大学の洋服をつくる服装造形学科に進学しました。実際に大学で洋服をつくりはじめると、デザイナーは自分に向いていないかも?と思うようになって。大学3年生のときに、スタイリストになろうと気持ちを切り替えました。

それでバンタンデザイン研究所のスタイリスト科に進学されたんですね。

どうしたらスタイリストになれるのかわからかなったので、いったん大学を卒業した後、スタイリストの勉強をするためにバンタンに行きました。バンタンは学校法人ではないから、教師資格のない人でも指導ができるんです。現場でバリバリ活躍されているスタイリストさんに学べて、結果的には良かったです。

デザイナーを目指していたから、自然とモード誌のスタイリストになられたんですね。

純粋にファッションをやりたかったんです。学生時代から『SUPR』『GINZA』といったモード誌を読んでいて、雑誌も好きだったので、スタイリストとしてそういう場で活躍できたらいいなと思っていました。リアルクローズよりも煌びやかなファッションピースのほうに、心が躍るんですよ。

入荷通知受付中
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STORY.01

デザイナーに憧れて
モード誌のスタイリストに

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STORY.02

バッグは服装になじませて
靴で外すのが自分流

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ミディアムブラウン
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デザイナーに憧れてモード誌のスタイリストに

小笠原さんは文化学園大学を卒業してから、バンタンデザイン研究所に行かれています。2つのファッションスクールに通われたのは、どうしてですか?

小学生の頃からファッションデザイナーになるのが夢で、文化学園大学の洋服をつくる服装造形学科に進学しました。実際に大学で洋服をつくりはじめると、デザイナーは自分に向いていないかも?と思うようになって。大学3年生のときに、スタイリストになろうと気持ちを切り替えました。

それでバンタンデザイン研究所のスタイリスト科に進学されたんですね。

どうしたらスタイリストになれるのかわからかなったので、いったん大学を卒業した後、スタイリストの勉強をするためにバンタンに行きました。バンタンは学校法人ではないから、教師資格のない人でも指導ができるんです。現場でバリバリ活躍されているスタイリストさんに学べて、結果的には良かったです。

デザイナーを目指していたから、自然とモード誌のスタイリストになられたんですね。

純粋にファッションをやりたかったんです。学生時代から『SUPR』『GINZA』といったモード誌を読んでいて、雑誌も好きだったので、スタイリストとしてそういう場で活躍できたらいいなと思っていました。リアルクローズよりも煌びやかなファッションピースのほうに、心が躍るんですよ。

モード系のスタイリストは私服もエッジィなイメージがありますが、小笠原さんの私服はシンプルです。

自分が着るものと仕事で選ぶものは、まったく違うタイプです。仕事モードとプライベートモードでは、使っている脳の領域が違うんですよね。仕事だとクラシックでキャッチィで、かわいいけれどちょっと違和感のある、例えばラバンヌみたいな服に惹かれますが、私服はベーシックなものが多いです。30代に入ってその傾向が強まっているかもしれません。

バッグも「ディアリオ ストロールショルダー」のようなものがお好きなんですね。バッグの中身は黒いものが多いようですが、風景写真はハンカチでしょうか…。そしてその下は、もしやアナ スイのミラーですか?

バッグも含めて小物は黒革のシンプルなものが好きです。このハンカチは鈴木優香さんという山岳写真家の方が山の景色をハンカチにする「マウンテンコレクター」というプロジェクトをやられていて。バッグに入れて山の写真を持ち歩けるのが気に入っています。アナ スイのミラーは中学生の頃に「壊れないミラー」と評判だったので買ったんですが、本当に壊れず今も使っています。

バッグは服装になじませて靴で外すのが自分流

バッグを選ぶときに重視するのは、どんなことですか?

両手が空くバッグが絶対条件ですね。自然とショルダーバッグを選んでいます。プライベートは小さめのショルダーバッグ。仕事では大きめのトートバッグを使っていますが、ハンドルが肩に掛けられるタイプに限ります。小さいハンドバッグに憧れてはいるです。でも1日持って出掛けたとして、夕方には肩に掛けられないことがストレスになりそうで選べません。

このショルダーバッグはどんなときに使っているのでしょう。

プライベートはもちろん、iPadが入るのでリサーチのときにも愛用しています。バッグは持つ位置にこだわりがあって、斜め掛けしたときに高めの腰位置になるようにストラップを調整します。「ディアリオ ストロールショルダー」もストラップを一番短くしています。細いストラップのバッグなら、結んで短くしちゃいます。

スタイリングでバッグを使うときに心掛けていることはありますか?

バッグをスタイリングのアクセントにしたり、外しのアイテムにする方もいらっしゃいますが、私はなじませ派です。どちらかというと足元をスニーカーで外すことが多く、だからバッグはシンプルで小さめのレザーショルダーが好きなのかもしれません。私服もスタイリングと同じで革ショルダーに足元はスニーカーが多いです。

仕事で幸せを感じるのはどんなときですか? 直近で達成感があった仕事があれば教えてください。

フォトグラファーやヘアメイクなどスタッフと、世界観をつくるための話し合いをしている時間は楽しくて幸せです。9月末に発売された『Lula Japan』では巻頭ページを担当させていただいたんですが、ミニマルな白背景という縛りの中でファッションストーリーをどう見せるか?考えたときに、今までの「かわいい」がメインではなく「モダン&シック」な方向に挑戦したんですね。チームワークもぴったり合って、良い世界観がつくれました。自分の新しい可能性も見えた気がします。

モード系のスタイリストは私服もエッジィなイメージがありますが、小笠原さんの私服はシンプルです。

自分が着るものと仕事で選ぶものは、まったく違うタイプです。仕事モードとプライベートモードでは、使っている脳の領域が違うんですよね。仕事だとクラシックでキャッチィで、かわいいけれどちょっと違和感のある、例えばラバンヌみたいな服に惹かれますが、私服はベーシックなものが多いです。30代に入ってその傾向が強まっているかもしれません。

バッグも「ディアリオ ストロールショルダー」のようなものがお好きなんですね。バッグの中身は黒いものが多いようですが、風景写真はハンカチでしょうか…。そしてその下は、もしやアナ スイのミラーですか?

バッグも含めて小物は黒革のシンプルなものが好きです。このハンカチは鈴木優香さんという山岳写真家の方が山の景色をハンカチにする「マウンテンコレクター」というプロジェクトをやられていて。バッグに入れて山の写真を持ち歩けるのが気に入っています。アナ スイのミラーは中学生の頃に「壊れないミラー」と評判だったので買ったんですが、本当に壊れず今も使っています。

バッグは服装になじませて靴で外すのが自分流

バッグを選ぶときに重視するのは、どんなことですか?

両手があくバッグが絶対条件ですね。自然とショルダーバッグを選んでいます。プライベートは小さめのショルダーバッグ。仕事では大きめのトートバッグを使っていますが、ハンドルが肩にかけられるタイプに限ります。小さいハンドバッグに憧れてはいるです。でも1日持って出かけたとして、夕方には肩にかけられないことがストレスになりそうで選べません。

このショルダーバッグはどんなときに使っているのでしょう。

プライベートはもちろん、iPadが入るのでリサーチのときにも愛用しています。バッグは持つ位置にこだわりがあって、斜め掛けしたときに高めの腰位置になるようにストラップを調整します。「ディアリオ ストロールショルダー」もストラップを一番短くしています。細いストラップのバッグなら、結んで短くしちゃいます。

スタイリングでバッグを使うときに心掛けていることはありますか?

バッグをスタイリングのアクセントにしたり、外しのアイテムにする方もいらっしゃいますが、私はなじませ派です。どちらかというと足元をスニーカーで外すことが多く、だからバッグはシンプルで小さめのレザーショルダーが好きなのかもしれません。私服もスタイリングと同じで革ショルダーに足元はスニーカーが多いです。

仕事で幸せを感じるのはどんなときですか? 直近で達成感があった仕事があれば教えてください。

フォトグラファーやヘアメイクなどスタッフと、世界観をつくるための話し合いをしている時間は楽しくて幸せです。9月末に発売された『Lula Japan』では巻頭ページを担当させていただいたんですが、ミニマルな白背景という縛りの中でファッションストーリーをどう見せるか?考えたときに、今までの「かわいい」がメインではなく「モダン&シック」な方向に挑戦したんですね。チームワークもぴったり合って、良い世界観がつくれました。自分の新しい可能性も見えた気がします。

Photo | Yuta Okuyama (Ye)
Text | Hisami Kotakemori

¥53,900

DIARIO STROLL SHOULDER

¥53,900

ABOUT TSUCHIYA KABAN

土屋鞄が大事にしている、ものづくりのアイデンティティをご紹介

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