職人の技にデザイナーの感性を掛け合わせ、時代を先ゆく品質を。製品情報はこちらから。
「運ぶ」を楽しむ Vol.03 ワイングラスを運ぶ
普段、鞄づくりに真摯に向き合っている職人が
とっておきの「“ ”を持ち運ぶ鞄」を考えてみました。
日々磨き続けている技術や知識を生かし、
土屋鞄の職人ならではの「遊び心」をお届けします。
ワイングラスを運ぶ
お気に入りの場所に、お気に入りのワインとグラスを携えて、 自分だけの時間を、いつもより少し贅沢に愉しんでいただきたい。
そんな思いから、職人・佐々木はワイングラスを運ぶ鞄をつくりました。
底面の張り込み
「ディアリオ」 シリーズの製品と同じように、底面は複数の革のパーツを張り込んでつくっています。 このとき、革をねじってしまったり強く引っ張ったりしてしまうと、たわみができてしまうんです。 出来上がったときの鞄の佇まいを想像しながら、力加減を調整しました。
グラスを運ぶための、精緻な設計
持ち運ぶときにグラスが中で揺れないよう、 上部をひねり、中央にできた隙間でステムを固定する構造。 小さなパーツの集合が面から立体を成し、 精緻な動きを生み出すこの設計は、 グラスの製作工程の中から着想を得て生まれました。
ひねる動きをスムーズにする折り目のくせ付けや、 四角い本体に円形の底部をゆがみなく張り込む仕立てなど、 職人の繊細な技術を随所に盛り込んでいます。
土屋鞄製造所 × Sghr スガハラ
今回は、Sghr スガハラさんとの特別なコラボレーション。 ワインを飲む“美味しい気分”を演出するオリジナルグラスと、 そのグラスをお気に入りの場所で使うための 専用の特製レザーバッグを、セットで予約販売します。
どちらも「運ぶ」をテーマにして生み出された、 今回だけの、特別な形です。
制作した職人
佐々木 祐子(ささき ゆうこ)
2005年入社。販促業務を3年担当した後、念願の職人の道へ。ランドセル・鞄の製造の経験を重ね、産休後、鞄のサンプル職人に。子どもの頃に夢見ていた“デザインする人と使う人の中間にいる存在”として、新製品の開発に携わっている。
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