職人の技にデザイナーの感性を掛け合わせ、時代を先ゆく品質を。製品情報はこちらから。
普段、鞄づくりに真摯に向き合っている職人が
自分だけの「“ ”を持ち運ぶ鞄」を考えてみました。
日々磨き続けている技術や知識を生かし、
土屋鞄の職人ならではの「遊び心」をお届けします。
雪だるまを運ぶ
温かいスープにほっと癒される朝、ふと窓に目を向けると初雪が。
大切な人と、このひとときを共有することができたなら……。
そんな思いから、職人・松澤は雪だるまを運ぶ鞄をつくりました。
底面の張り込み
「ディアリオ」 シリーズの製品と同じように、底面は複数の革のパーツを張り込んでつくっています。 このとき、革をねじってしまったり強く引っ張ったりしてしまうと、たわみができてしまうんです。 出来上がったときの鞄の佇まいを想像しながら、力加減を調整しました。
胴板の張り込み
なめらかな曲線が特徴の 「ブラックヌメ スクエアバッグ」 と同じように、形に沿って力加減を調整しながらステッチをかけています。1〜2mmのずれでも全体的にゆがみが生まれてしまうので、 慎重かつ丁寧にミシンがけをしました。
コバ塗り
コバ(革をカットした断面)を美しく見せるため、全てのパーツを貼り合わせた後に、 余分な部分を革包丁を使って裁断します。断面をきれいに磨いたら、鞄を大きく動かしながら、 コバ液を2回塗り重ねて仕上げました。
防水レザーを採用
メイン素材には、 「OTONA RANDSEL 003」 にも使われている「防水スムースレザー」を採用しました。防水剤を繊維の隅々にまで浸透させているので、 革の表情や質感を保ちつつ、防水性を発揮します。
また内装には、保冷バッグ用のポリエステル素材を。 ファスナーには、水の染み込まない止水ファスナーを、それぞれ使いました。 内側からの水漏れを防ぎ、安心して雪だるまを持ち帰ることができます。
制作した職人
松澤 裕子(まつざわ ゆうこ)
2012年入社。ランドセルの製造を6年担当した後、現在は「OTONA RANDSEL」などを受け持つ。 好きな作業工程は、貼り込み。「平面のパーツが立体になっていく様子が、完成に近づいている感じがして好きです」。
期間中、実店舗での実物展示を行います。
ご来店の際は、どうぞお楽しみください。
展示期間 | 店舗 |
---|---|
2020年12月18日(金)~ 2021年1月8日(金) | 土屋鞄製造所 六本木店 |
2020年12月21日(月)~ 2021年1月8日(金) | 土屋鞄製造所 渋谷店 |
2021年1月10日(日)~ 2021年1月31日(日) | 土屋鞄製造所 梅田店 |
2021年1月10日(日)~ 2021年1月31日(日) | 土屋鞄製造所 京都店 |
2021年2月3日(水)~ 2021年2月28日(日) | 土屋鞄製造所 名古屋店 |
2021年2月3日(水)~ 2021年2月28日(日) | 土屋鞄製造所 福岡店 |
2021年3月5日(金)~ 2021年3月25日(木) | 土屋鞄製造所 軽井澤工房店 |
※ スケジュール等、変更の場合がございます。予めご了承ください。
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