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vol.2 KARUIZAWA STORE

vol.2 KARUIZAWA STORE

穏やかな時が流れる軽井沢で、
ここにしかない「余白」と出会う

穏やかな時が流れる軽井沢で、ここにしかない「余白」と出会う

日本有数の避暑地・別荘地として知られ、名峰「浅間山」や「白糸の滝」をはじめとする、自然豊かな環境が多くの人を魅了する長野県の軽井沢町。今回は、この地に誕生し、2025年で10年というアニバーサリーを迎えた「TSUCHIYA KABAN 軽井澤工房店」をピックアップ。緑が溢れ穏やかな時間が流れる空間と、日々ものづくりに臨む職人たちのクラフツマンシップに触れることができる、「工房併設店」という店舗ならではの魅力をご紹介します。

chapter 1

職人たちのまなざしに魅せられて
「工房併設店」だけの特別感

緑溢れる
心地良い空間設計

軽井沢駅から車で南へ進むこと約10分。多くの別荘が建つ「南軽井沢」に軽井澤工房店はあります。店舗と工房の二つの棟が、寄り添うようにして並んでいる姿も軽井澤工房店ならではです。

 

他店舗にはない特徴の一つが、広大な敷地面積を生かした心地良い空間設計。大きな窓からは遠くに浅間山を望み、自然光が射す明るく広々とした店内では、ゆったりと製品をご覧いただけます。テラスの先には緑豊かな中庭が広がり、都会では感じることのできない開放感に思わず深呼吸してしまいそうです。

情熱を感じる、ものづくりの最前線

店舗からシームレスに続く渡り廊下を進むと、聞こえてくるのは規則正しいミシンの音。老若男女さまざまな職人たちが集い、ランドセルからバッグ、ペット用革製品までの製造を手がける工房があります。


工房側面はガラス張りとなっているため、店舗や中庭からも工房の様子を眺めることができます。また、店内奥には工房見学スペースがあり、その様子を内部からも見学することもできます。真剣なまなざしでものづくりに励む職人たちの、穏やかながら緊張感のある雰囲気を間近に感じられる空間です。

そんな工房の傍に、職人たちを見守るように置かれている一台の古びたミシン。創業者・土屋國男が、1965年に土屋鞄製造所を立ち上げた頃に使用していたものです。長年にわたり土屋の相棒として活躍してきたというミシンは、その役目を終えてこの場所へとやってきました。自らも職人として鞄づくりに情熱を注いできた創業者のスピリットは、60年の時を経て、ここ軽井澤工房店にも息づいています。

chapter 2

地域とつながり、地域とともに。
「これから」も見据えて

店舗を彩る美しい自然環境

美しい田園風景が広がり、美術館や博物館など洗練されたスポットも多い、南軽井沢の発地(ほっち)エリアにある軽井澤工房店。木漏れ日が射すアプローチが店舗入口までなだらかに続き、ふと足元の石畳に視線を落とすと、鞄づくりに使用する道具をモチーフにしたレリーフも見つかります。

 

また、敷地内にはもみじや山桜、南高梅をはじめとするさまざまな樹木が植えられ、夏にかけて生い茂る中庭の芝生など、敷地内の環境整備は専門スタッフの手によって大切に行われています。こだわりのディティールや緑溢れる環境も相まって、その佇まいはまるで森のなかにある美術館のようです。

ここにしかない、贅沢な空間使い

広々とした中庭にはベンチが一つ置かれているだけで、それ以外は何もない、贅沢で開放的な空間が広がります。こうした「余白」を持たせた空間となっているだけに、多くのお子さまがランドセル選びに訪れるシーズンには、自由に走り回ることができる遊び場になることも。地元企業との共同イベントの際には会場にもなるなど、さまざまなシーンで活用されています。

 

あえて目的を決めない贅沢な空間使いによって、慌ただしい日常にはない「余白」を感じることができる。心地良い空間設計により、穏やかな時間が流れる、軽井澤工房店ならではの魅力です。

さまざまな魅力を発信。地域に根ざした店舗として

地元コミュニティとの交流も活発で、「地域の魅力発信」に力を入れている店舗であることも軽井澤工房店の大きな特徴です。軽井沢町内にあるさまざまな企業・団体が加盟する軽井沢観光協会への入会をはじめ、店舗で行うイベントでは地域ゆかりの品々が並ぶなど、長野県内の各企業とのコラボレーションなども実施。さまざまな地元コミュニティとつながり、新たなシナジーを生んでいくことを目標に、スタッフ一丸となって地域に根ざした店舗運営を目指しています。

 

こうした取り組みを発展させ、土屋鞄としても新たな挑戦となるのが、「ジビエレザー」を使用した製品の開発です。2025年には、長野県内で有害鳥獣として駆除された鹿の皮を活用した、ショルダーバッグとポーチを軽井澤工房店で数量限定発売。サステナブルな素材を使った製品誕生の背景には、軽井澤工房店のスタッフを通じ、SDGsに関心を持つお客さまの声が寄せられたこともきっかけでした。

 

野生動物のため革の大きさが一定ではなく、傷や色味の違いなども多いため、完成までにはさまざまな壁があったという、鹿革を使用した限定製品。製品を手がけた担当者は、「ジビエレザーならではの個体差を楽しんでほしい」と話します。

 

地域とつながり、地域に根ざした店舗運営。そして、地域課題解決のための、サステナビリティの観点でのアプローチ。ここ、軽井澤工房店から、私たちの新たな挑戦は続きます。

軽井沢にお出かけの際は、
ぜひ軽井澤工房店へお立ち寄りください

2025年、軽井澤工房店は誕生から10周年を迎えました。この間、地元の軽井沢町をはじめ、長野県内や近隣市町村からも多くのお客さまにお越しいただき、軽井沢の新しい観光スポットとしても愛される存在となりました。

 

ゆったりとお買い物を楽しめる店内では、土屋鞄の各種製品の販売はもちろん、ランドセルの展示も。工房では鞄づくりの様子を眺めることができるほか、季節ごとに限定イベントなども行っています。大人から子どもまで楽しめる軽井澤工房店で、皆さまのお越しをお待ちしております。

〒389-0113
長野県北佐久郡軽井沢町発地200

10:00~18:00
定休日 


※7/31(木)まで定休日なしで営業します。(臨時休業あり)

ACCESS
自動車|上信越自動車道「碓氷軽井沢IC」より約10〜15分

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